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映画 告白

映画「告白」を見た。

 

NetFlixに新しく追加されていて、時差ぼけで眠れなかったので朝方のおかしな時間からこの作品を見た。

 

中島哲也監督の「渇き。」は一昨年公開時に映画館で見たのは記憶に新しい。だが、その時の感想といえばひどいものだった。正直、最悪。映画を見ていてあれほどに「早く終わってくれ」という感情を抱いたものは他にない。

何がそんなに気に食わなかったといえば、登場人物すべてに感情移入ができないこと。まあそういう映画は他にもあるんだけど、そのことが織りなす効果みたいなものがない。ただイライラする。それと狂ったような時系列の演出、正直わかりづらい。なんとなく、「ヤバイでしょ?これ。」というような作り手のドヤ顔が垣間見れて、それが滑っているといった感じで嫌気がした。

 

その中島監督の作品だからどんなものかとあまり期待せずに見たが

正直かなりおもしろかった。

 

まず、犯人探しをするようなサスペンスではなく、犯人は早めに明かされて、その「復讐」に焦点が当てられているところ。その復讐にあたって登場人物のさまざまな思いが痛烈に描かれているところ。「渇き。」よりもかなり人間臭い映画だと思った。

だって、登場人物のその行為の動機が、全部わかるんだもの。「狂気」ってそんなに異常事態でもなくて、人間の誰にでもある「弱さ」の裏返しなんだってこと。それがわかりすぎて恐ろしくなる。うん、わかる。

 

さらに松たか子の「なーんてね」で終わるオチもかなりすっきりするし、音楽の使い方もかっこいい。レディオヘッドの絶望感がすごいぜ。

私はこの映画、かなりおもしろいなと思ったよ。