この世界の片隅に

映画 この世界の片隅に

 

満員のテアトル新宿で観てきた。

テアトル新宿で見るときは、いつも周りに人がいなくて(そういう時間を選んでるのもある)、ガラーンとした館内で大きなスクリーンを眺めるという状況が好きでもある。

例えば、前田司郎監督脚本の「ふきげんな過去」のあるシーンで爆発音が鳴り響くんだけど、その音がドォーーンと響き渡ったあの映画館の雰囲気よかったなあ、、って。ドォーーンっていうのを静寂と私が受け止める感じが。

 

というテアトル新宿のはなし。

 

そして

この世界の片隅に」です。

連日満員でチケットが取れず。好評の声を聞くたびに見たいと思うけど当日だと立ち見しかない。仕方なく前々日にオンラインで買った。

 

いやあ、よかった。

好評も納得。これは、トトロよりも火垂るの墓よりも、ずっと残って日本中に見て欲しいなと勝手に思いました。

 

例えば米を炊くとか豆を煎るとかそういう何でもない生活をわざわざ描くってことに世界の片隅の物語がたくさん詰まっていたり。

明日に米を残しておくことやツギハギをすること、家を掃除して直しながら生活することに実はこんなに生命力があるんだな、と改めて感じたり。

 

原作のこうの史代さんも、戦争を体験していない世代。でも、体験していないからって語ってはいけないなんてこと、ないですよね。

むしろ、これからは非体験者がどんどん増えていく。そんな中でこんなにリアリティを持って戦争を語ることができたのはある種の希望だと思います。

 

あとこの映画がクラウドファウンディングでできてるっていうのも素晴らしい。何か明るいものを感じる。

 

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ご飯を作ることが、こんなに生命力に溢れてるんだなあ。すごい。